■ 加工内容
素材名: ユポ紙(合成紙)
加工方法: カッティングプロッターによるハーフカットおよび折り曲げ線加工
目的: ユポ紙のハーフカット適性および折り線(曲げ加工)再現性の確認
■ 加工結果
ハーフカットは安定して実施可能で、カット深さの調整により裏面貫通なしで精密に加工できました。
折り曲げ線についても、一定深さでカットを浅く入れることで折りやすい仕上がりを実現できました。
ただし、カット圧が強すぎると表面が微細に割れる(白化現象)ため、設定値に注意が必要という認識です。
ハーフカット部・折り線部ともに寸法精度・位置精度は良好です。
■ 考察・今後の対応
素材厚みや用途に応じて、折り線深さ(刃圧)を段階的に設定することで、折りやすさと耐久性の両立が可能となりました。
長尺データや細線加工時は、送り速度を低速設定で安定性の確保が必要とされます。
パッケージやPOP用途など、立体成形・折り構造試作への応用性が高い素材です。
■ 総評
ユポ紙において、カッティングプロッターでのハーフカットおよび折り曲げ線加工が良好に再現可能であることを確認できました。
カット圧・深さ設定の最適化により、高精度な折り構造や試作パッケージ製作にも十分対応可能と判断されます。
紙什器や店舗内ポップ製作など、フジカ工業としてはこれまでにない方向でのサービスへ
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